モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

単一性の持続の、危機

煙草を吸ってると、反社会的な行為をしているような気分になる。こういう風に感じることは、つまり、この社会は少なからずそういう風に動いていて、私はその中へと巻き込まれているのだろうか。ゾッとした。私は、少なからず単一性の持続に危機的状況に陥っ…

寄生虫の操り人形

「ぼくの愛は、シナプスの発火なんだ。そして神経に火炎がめぐる...。」そういって彼、ヨアンは黙り込んだ。あるイデアを捉えるようと試みるように言葉を探してるようだった。その焼け付くような世界を歩いた果てには何が待っているのか聞いた。彼は聖母マリ…

bugia。思考のまとめ

1.僕には依存性人格傾向、つまり他人との分離に恐怖を抱き、従属的な行動を行い、他人から援助を受けようとする傾向を示してる節があるけれど、障害と診断されるような域にまでいってはいない。まだ潰せるんだ。これが無理そうになったら、全てを閉ざす覚悟…

異質を排除することの愚かしさ

私の立つ場所は、そのつど固有の関係性の場だ。固定的ではなく、流動的で、そのつど新たな関係性の出来事を生み出しては消え去る不断の生成の運動。こうして生成されたものが意味として我々の眼前に立ち上がってくる。非安定化した空間と空間、場と場の、間…

強迫症の治療について

強迫症のケース1。去年の夏頃だっただろうか、優子さんが症状を呈して、私たちが調べて、模索して、寛解した症状ではあるので、医師には話したけれど、実際に診断書は貰ってなく、断定ではなく、過程の話だと思ってくだされば幸いです。しかし、私たちは一応…

生きること。続き。

最近になって漠然と思うことを上手く言語化できそうなので綴ります。無名です。自死と云うのは、私が死ぬのは勝手だと思い、未遂を、それはそれは繰り返してきました。しかし、実際に残された遺族の方の記事を読んで、よくSNSに散見される、自死がある種の暴…

生きることについて。

特に何も考えずに、綴っていくのはよくないので中心となるテーマを考えてます。自己紹介ですが、私の名前はなく、無名です。今日は生きることについて書こうと思います。私は思うのですけれど、生きるだけで凄いことなのだと思います。世間は生きることが当…

思考のまとめ。優子。

1.生を獲得する闘争の中で生き残りたいならまずは思想を確立しなさい。土台に思想があって初めて闘えるのです。2.特攻隊は英霊ではなく、人間性を剥奪され、一器械にされた被害者だ。この国はそれだけ残酷なことをしてきた。しかし、そのことに目を向けずに…

夢飼、まとめ

1.一つのネットワークに僕たちがアクセスしてるから、会話が成立する。2.アップデートは自動ではなく、意識的にせよ、無意識的にせよ、操作的である。最新版へとアップデートしていかなければ、そのまま、人々から取り残された、ガラパゴス化された人間にな…

生きてればこそ

生きてれば十分なんだよ、私は。生きる為なら、汚い言い訳もするし、ボロカス言われようと、逃げるし、自分が負うべき責任を放りなげるし、泥だらけになって、涙を流して、しょんべん漏らして、這い蹲ってでも、生き残る為に、足掻き続ける。死ねばそこまで…

体調悪いので、書いた。

悪い天使を従えて、夜の魔王は少女のもとに訪れた。星空を映す瞳に嫉妬して、両目に手を翳すと、両方の瞳を、遥か彼方に滅んだ、悲しみに泪する亡霊の、彷徨う、かつての王国の宝物庫に隠してしまった。少女はいつしか星空を忘れていった。少女は嘆いたけど…

俯瞰落下死

淡い月光に濡れた夜桜を迷い込んだ公園で眺めております。跳ねる雨の音が煩く、花弁の落つる音はただただ静かにございます。汚れちまった桜が、雨水に流されて遠くに消えて行きます。私はふと、高い場所から、この場所を俯瞰している様な感覚に苛まれます。…

夢飼、思考、まとめ

1.思考が、知性が、人間を"自己"から疎外しようとする運動は、さながら人類が自然を観察対象として、自然内存在から自然外存在に移行したように、極めて自然な必然的な成り行きなのだ。自己を俯瞰できる眼は、自己すら観察対象として思考を展開する。もはや…

僕は少なくとも善人じゃない。夢飼

1.他者の幸福を願ってはいるが、純粋な動機としてではなく、むしろ、他者が幸福な状態であることで、人間存在の醜さを露呈しないだろうという期待に基づくものであり、なればこそ、私は人間存在の醜さから安全を確保できると考える。従って、私の願いの根底…

「寄生獣」という作品について夢飼が語る。

「みんなの命を守らねば」という台詞に、映像に、倫理で学んだマキャヴェッリを思い出した。みんなの命を守るという理想論から出発しながらも、優先順位の低い(と判断されただろう)、限られた資源を貪る人間を、どこまでもある種、冷徹な眼差しで排除してい…

関わり合い、傷つかない社会、諸々のまとめ(夢飼)

1.関わり合いとは、私にとっては、近づくだけ傷つけ合う人間のどうにもならない性を互いに受容し、されど常に互いの関係性の中において、正しさとは何か、傷つける構造があるなら、それをよしとせず、考え続ける、など、常にあらゆる気配に、実践的に、気を…

私にとって考えるとは....

例えば、拾った貝殻について、あれこれ考えることで、私の中で貝殻と云う材料は深化する。あまり考えないということは要するに、引き出しの中が乏しい。それについては後ほど説明する。第一に、まず私の手垢がつく。私の沼に引き摺り込む作業が、貝殻につい…

1+1=愚か者

甘雨の降る、オレンジ畑に、私はいます。びしょ濡れです。困りました。ふと、思います。私はこの地上を生きてきました。ポケットに手をいれて空を仰ぎます。大地を讃えよという、懐かしい歌が聞こえてきました。いつしか口ずさんでいました。世界は美しくて…

自分語り

運命に無知でいられることは幸福だか、運命に裏切られることは不幸だ。俺は裏切られ続けました。そうして、いつしか諦念に至りました。将来は悲惨でしょう。記憶の鼓動が、聞こえる日が最近よくあります。もう、そう長くは生きれない予感です。希望は、そう…

私の消失について

私の内界は、私が思い出し続ける、という第一運動によって、全ての歯車が回っているのだと、ある物語を読んだ記録を眺めながら思う。この運動が停止した瞬間から、果てのない世界は、虚無の沼の広がりによって無に帰していく。一瞬にではない。ある女の言う…

世界は完成されているのか?

世界は完成されているのか? ならば何故こうも世の中は腐敗し、悪化しているのか? たった、ひとりの命が叫ぶ声さえ聞き届けられない世の中にも、人間にも、私は失望している。なあ、美しき世界よ。絨毯にたった一滴の哀しみの涙で濡れたならば、その上で生…

正しさを語り、騙り

本当の正しさを追求してやまない。それを貫き通せば、他者が傷つくとするならば、それをよしとはできず、私のこの行為で傷つけてしまうという構造のなかで、正しさを見つめ直し、本当の正しさとは何かの探求の中で永遠に迷い、苦しみ、泣き、叫び、大切だっ…

世界に豊かさを

思考の船旅の過程で生じた「考えたこと」をとりあえず定立しなければ、確かに視点は定まらず、関係性も生じない。先ずは( )でくくり、視点を定め、生じた関係性の中で豊かさを実現していくこと。現実に接して生きる私は波であり、生と死の循環にあり、だから…

飛び降りた

端的に言うと、私は屋根から身投げした。こうなる前から病状は悪化の一途をたどっていた。母に電話した。いのちの、なんたらに電話した、救命救急に電話した。ありとあらゆるところに助けを求めた。症状は、正直なところ言葉にし難いが、かなり苦しかったの…

雪女

汽車が出発を告げる。都会に行くのである。がたん、と動き出すと、哀れみのような感情に涙が溢れた。肌寒い季節である。窓硝子は曇っていた。手で拭っては、ひたすらに、段々と遠ざかる故郷を眺め続けた。遠ざかる故郷は冬のつららのような透明な、鋭い、美…

一夜の物語

深い深い森に囲まれるように崩れかけの城がある。昔はさぞや立派な城だったのだろう。塔の上で真っ暗な鴉の群れが敬礼する。剥き出しの城内。玉座にそっと置かれた王冠に枯れた葉がひらりと落ちる。迷い込んだ少女は透き通り陽の光を受けてきらきらと輝く泉…

小さな陽だまりくらいあってもいい

体調いいのでブログでも書こうと思う。私は特に何も考えず、つらつらと浮かんだ言葉を紡ぐ。私は誰かにとっての小さなヒーロになりたいと最近になって思った。資格でもない。想いだと、思う。困ってる人がいた時に考えるよりいつだって先に飛び出せるか、ど…

私にとってのポーの詩

私がポーの詩集を手にしたのは、おおよそ二十歳の頃です。まだ精神病が悪化する前で入退院を繰り返していた前の、言うなれば、嵐の前の静けさの中に心揺らされていた時期。そう考えると、あの時期からこれだけの季節が過ぎ去ったのを振り返り、色々なことを…

言葉の限界

私は言葉によって思考する。けれど、言葉には限界があると最近感じるようになりました。例えば、りんごが好き、という記述は背後に言葉にし得ないものを秘めているように感じるけど、私はそれを知覚し得ない。言葉にどうしてもできない。もどかしい。どうし…

私は世界が嫌いだ。

吐き気さえするのは蝉が道端で終わっているのを見たからだ。この世界を蹴り飛ばしたくなるような気持ち悪さを感じるけれど、この気持ち悪さの正体は分からないままであったがようやく推し量れたので記録しておく。命は呆気なく終わる。終わった命は当たり前…