自分語り
運命に無知でいられることは幸福だか、運命に裏切られることは不幸だ。俺は裏切られ続けました。そうして、いつしか諦念に至りました。将来は悲惨でしょう。記憶の鼓動が、聞こえる日が最近よくあります。もう、そう長くは生きれない予感です。希望は、そうですね、いつだって俺に付き纏うものでした。
希望が寄ってくるんですよ。引っ張られて、肥大化して、胸の光に目が焦がされそうなくらいに、そうして太陽というにはちっぽけなものでしたが、やっぱり俺にとって太陽で、目指しては、時に私の運命に裏切られ、時に私の無知に取り返しのつかない過ちを踏んだ。
これから先を生きることは、私にとっては過去の清算に充てることが決まってます。長生きは清算の先延ばしに過ぎず、だからこそ、そんな未来を望まず、私は死が訪れるのを待っているのです。
みりん