モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

僕は少なくとも善人じゃない。夢飼

1.他者の幸福を願ってはいるが、純粋な動機としてではなく、むしろ、他者が幸福な状態であることで、人間存在の醜さを露呈しないだろうという期待に基づくものであり、なればこそ、私は人間存在の醜さから安全を確保できると考える。従って、私の願いの根底には自己保存の欲求があると思われる。


2.プーフェンドルフの、自己保存と社交性は矛盾しないという言葉がある。

社交性は、言うなれば、仁愛と言えると思うけど、僕からしたら人間は危険な存在という前提がある。従って危害がこちらに向かないように他者に思い遣るのではないかと、思った。その危険性を自覚して尚、純粋に、利他的に、他者に仁愛を向けられる存在が善人だとするなら、僕は少なくとも善人じゃない