モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

夢飼、思考、まとめ

1.思考が、知性が、人間を"自己"から疎外しようとする運動は、さながら人類が自然を観察対象として、自然内存在から自然外存在に移行したように、極めて自然な必然的な成り行きなのだ。自己を俯瞰できる眼は、自己すら観察対象として思考を展開する。もはや…

僕は少なくとも善人じゃない。夢飼

1.他者の幸福を願ってはいるが、純粋な動機としてではなく、むしろ、他者が幸福な状態であることで、人間存在の醜さを露呈しないだろうという期待に基づくものであり、なればこそ、私は人間存在の醜さから安全を確保できると考える。従って、私の願いの根底…

「寄生獣」という作品について夢飼が語る。

「みんなの命を守らねば」という台詞に、映像に、倫理で学んだマキャヴェッリを思い出した。みんなの命を守るという理想論から出発しながらも、優先順位の低い(と判断されただろう)、限られた資源を貪る人間を、どこまでもある種、冷徹な眼差しで排除してい…

関わり合い、傷つかない社会、諸々のまとめ(夢飼)

1.関わり合いとは、私にとっては、近づくだけ傷つけ合う人間のどうにもならない性を互いに受容し、されど常に互いの関係性の中において、正しさとは何か、傷つける構造があるなら、それをよしとせず、考え続ける、など、常にあらゆる気配に、実践的に、気を…

私にとって考えるとは....

例えば、拾った貝殻について、あれこれ考えることで、私の中で貝殻と云う材料は深化する。あまり考えないということは要するに、引き出しの中が乏しい。それについては後ほど説明する。第一に、まず私の手垢がつく。私の沼に引き摺り込む作業が、貝殻につい…

1+1=愚か者

甘雨の降る、オレンジ畑に、私はいます。びしょ濡れです。困りました。ふと、思います。私はこの地上を生きてきました。ポケットに手をいれて空を仰ぎます。大地を讃えよという、懐かしい歌が聞こえてきました。いつしか口ずさんでいました。世界は美しくて…

自分語り

運命に無知でいられることは幸福だか、運命に裏切られることは不幸だ。俺は裏切られ続けました。そうして、いつしか諦念に至りました。将来は悲惨でしょう。記憶の鼓動が、聞こえる日が最近よくあります。もう、そう長くは生きれない予感です。希望は、そう…

私の消失について

私の内界は、私が思い出し続ける、という第一運動によって、全ての歯車が回っているのだと、ある物語を読んだ記録を眺めながら思う。この運動が停止した瞬間から、果てのない世界は、虚無の沼の広がりによって無に帰していく。一瞬にではない。ある女の言う…

世界は完成されているのか?

世界は完成されているのか? ならば何故こうも世の中は腐敗し、悪化しているのか? たった、ひとりの命が叫ぶ声さえ聞き届けられない世の中にも、人間にも、私は失望している。なあ、美しき世界よ。絨毯にたった一滴の哀しみの涙で濡れたならば、その上で生…

正しさを語り、騙り

本当の正しさを追求してやまない。それを貫き通せば、他者が傷つくとするならば、それをよしとはできず、私のこの行為で傷つけてしまうという構造のなかで、正しさを見つめ直し、本当の正しさとは何かの探求の中で永遠に迷い、苦しみ、泣き、叫び、大切だっ…

世界に豊かさを

思考の船旅の過程で生じた「考えたこと」をとりあえず定立しなければ、確かに視点は定まらず、関係性も生じない。先ずは( )でくくり、視点を定め、生じた関係性の中で豊かさを実現していくこと。現実に接して生きる私は波であり、生と死の循環にあり、だから…