モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

私にとってのポーの詩

私がポーの詩集を手にしたのは、おおよそ二十歳の頃です。まだ精神病が悪化する前で入退院を繰り返していた前の、言うなれば、嵐の前の静けさの中に心揺らされていた時期。そう考えると、あの時期からこれだけの季節が過ぎ去ったのを振り返り、色々なことを…

言葉の限界

私は言葉によって思考する。けれど、言葉には限界があると最近感じるようになりました。例えば、りんごが好き、という記述は背後に言葉にし得ないものを秘めているように感じるけど、私はそれを知覚し得ない。言葉にどうしてもできない。もどかしい。どうし…

私は世界が嫌いだ。

吐き気さえするのは蝉が道端で終わっているのを見たからだ。この世界を蹴り飛ばしたくなるような気持ち悪さを感じるけれど、この気持ち悪さの正体は分からないままであったがようやく推し量れたので記録しておく。命は呆気なく終わる。終わった命は当たり前…

他者について

1.人生には目的が必要ではあるとある人が言いましたが、私にはその目的そのものに超越的な他者性があるということを人々が志向しているように思えます。それが体現されたのが宗教でもあるのだと考えますね。2.世界が存在するか、否か、という核心的な問いが"…

新たな壁。そして可能性に触れて。

超越的な他者性の息吹に触れてしまった。直感的にこの息吹の向こう側にいる他者によって内的な世界が取り込まれた場合、いわば、神による絶対的な世界へと至るのではないだろうかと推測する。そうなってしまえば、私は私の思考は圧倒的な他者性によって阻ま…

症状と考察

私が稲妻に直撃と同時に真っ二つに裂けるのを幻視。恐怖と、不安、痛みに叫びそうだ。 空を見上げれば、曇り空(文字の川、文字が、イメージが、川のように流れていく)が流れる。(解決策の模索)、私は眺めては、どう活かすべきか、苦しみながら思考する。「ど…

幻想について

言葉を媒介にイメージを伝える.言語は象徴的だ.イメージは全体的ではなく部分的でネットワーク状に繋がっている.部分的なイメージのズレにより元の位置と全体が重なり合わなくなる.幻想は静的ではなく、動的.幻想とは一の世界.イメージは一の世界を構成する…

治療。

私は私の"消えたい"にふと立ち止まって考えてみた。私は一言で言い表しているけど、私の持つ"消えたい"感覚を言葉にうまく還元出来なかったりする。 私という存在はイメージや言葉の生み出す幻想の世界を生きているとして、その世界に取り込めないといのは外…

罪とは贖う意思の輝き

私は、私のあらゆる罪と思わしきものを十字架に引っ掛けているのを見る。十字架それそのものはただの金属の塊だった。私はクリスマスツリーのように私が罪だと思うもので飾られた十字架に触れてみた。指が凍えていくのも構わずに。俯瞰すれば、無数の十字架…

日記-無名

誰かに覚えていてもらいたいなどない。みんな、私を、忘れて欲しい。どうでもいい存在であって欲しい。こんなにも苦しい世界で、あなたが、私のことまで、もしも、もしも、背負ってしまうなら、それは、とても苦しい。世界は、人間は残酷だ。理由なんてあり…

記録-治療 夢飼より

苦しみの最中に死を願った。胸が苦しくて吐きそうで助けを願った。白い部屋に老人が現れ、語る。...真っ白な空間の中で私と老人は向き合っていた。瞑想中のことである。私は言葉を投げかけるが、老人は何も語らない。言葉は静かに沈んだ。私は私の醜さを言葉…

思考、まとめ、規格品について

元来、我々の社会には人々を規格化(資本主義に適合した人々=多様性の損ない)する力を持つ権力が内在していて、その権力は我々にまで及び、我々は無意識の内に資本主義に適合するように育てられていく(権力の内面化)....規格化する力もその枠組みに内面化さ…

思考整理-知り合いと話が噛み合わない

どうしてか知り合いと僕の話がいつも噛み合わなくて考えたのだけど、生きていく過程で構築される、その人をその人足らしめるような、そしてその人に影響を与える何かしらの枠組みがあって、その枠組みがあまりに重なり合わないと会話も何もかもがズレていく…

他者は異質な存在者

他者は異質な存在としてあり続ける。 例えるならば、空間にぽっかり空いてスペースがあって、ぼくはそこに入り込めない、そのような、どうしても弾かれてしまうスペースがあるわけです。 ぼくは感覚として、ぼくを中心に世界は広がり続けているような感覚が…

会話-8/3

蝉の音はざらざらとしてるよね、なんて思いながら天井を眺めていた。「嘘だと思わないかい」ほんとうだよ。ほんとうかな。「生きてるのかい。君は。」そうだね。ずっと疑問なんだ。僕って生きているのかな。あのね。世界が透き通ったクリスタルなんだ。だか…

世界は平べったい

世界は平べったい。ただあるものとして目の前に開かれている。しかし、例えば、月を見上げる時にそこに無数の折れ目を見る。それはその時々で違った関係性を生み出すもので、私たちはそこから豊かさを引き出し、人生を切り開くと同時に豊かにしてるといえる…

読書の危険性

読書の危険性は攻殻の電脳世界へのダイブをイメージしてくだされば分かりやすくて、本を読むとは他人の頭(思考)の中への飛び込みであって、いつ他人に私が乗っ取られてもおかしくないような行為なのです。言葉にはくっついてくるかたまりがあり、そのかたま…

朝の散歩-思考-

わたしとものは断絶されていた。繋がらなかったものとものを繋げるのはさてなんだろう思う。触って、触って、ふと、思った、触感ではないだろうか、と。私たちは死ぬ間際まで世界に対して開かられている。肌は風を感じる。世界に奥行きを感じる。触れたカー…