モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

無名

-わたし-父の虐待は、私にとっては虐待という形の愛だった。私は苦に思わなかった。夜中は、母の叫びと、暴れる父と、私。酔いつぶれて寝る静まった夜に、私は何を思ったのかな。殴る、蹴る、布団に巻きつかせ、上に乗る、など、特に最後は暑くて、息苦しく…

空の虚しさの飲まれた

白い病室から眺めた真っ白な曇り空の虚しさに飲み込まれたあの日から、ずっと、どこか空っぽなまま。何もない、あの日の空の雲の宙を、漂うている気がして。ラムネをコンクリートに落として割れた音、お祭りの屋台でお手伝いをする母の写真、木陰に座り込ん…

魂のRequiem

冬 雪 溶けて 春の吐息何もしないまま 何も残せないまま私の心の雪解けないまま電車は過ぎ去っていく春 桜の雨 晴れて夏うなだるような暑さにもう半分が過ぎ去ったのを虚しさといっしょに感じるよ瞬きするより一瞬で秋風 夕方 欠伸をするよ