モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

単一性の持続の、危機

煙草を吸ってると、反社会的な行為をしているような気分になる。
こういう風に感じることは、つまり、この社会は少なからずそういう風に動いていて、私はその中へと巻き込まれているのだろうか。

ゾッとした。
私は、少なからず単一性の持続に危機的状況に陥っているのではないだろうか。

現代ではあらゆる情報は媒体を通して、あらゆるレベルで、拡散されて、例えば、snsでの個人の愚痴から、事件による報道など、情報が共有化されていく、そのスピードがとても早い。
技術の発展によって、これからも、そのスピードは加速的に早くなるだろう。

結果的に、みんなの言動が似た者に収束されていくという現象が発生するのではないか。

個人はその単一性を徐々に喪い、個ではなく、皆んなである、そんな人間が、現代では増えてるように思えてならない。

私の言動の中に、反社会的な匂いを感じ取った私は、少なからず、私自身が、みんなという意識、あるいは無意識に内包されていたのではないか。
それは、まさしく絶望の始まりではないか。

情報は並列化された時点で、少なからず、動機なき他者の無意識に内包される、
あるいは、動機ある他者の意識に。