モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

読書の危険性

読書の危険性は攻殻の電脳世界へのダイブをイメージしてくだされば分かりやすくて、

本を読むとは他人の頭(思考)の中への飛び込みであって、いつ他人に私が乗っ取られてもおかしくないような行為なのです。


言葉にはくっついてくるかたまりがあり、そのかたまりは表象不可能なものだと思うのです。

それ故に、私たちは見落としてしまい、読書というものはただ文字を目で追うだけだと思ってしまうのではないでしょうか。


ですが、そのかたまりに私は会話で、読書で日常的に触れていて影響を受けているだろうし、またかたまりそのものにすら何かしらの影響を与え、言葉を媒体に、他者に[私が影響を与えたかたまり]が影響を与えていくのではないだろうか。


読書とは文字を媒体に表象し得ぬかたまりの中へのダイブであって、それは、ただでさえ私に、他者に、影響を与えてきたかたまりに無防備に飛び込むようなものです。

例えるならば、ハンターハンターの登場人物であるヒソカの念に念を纏わずに浴びることです。

時に無自覚に乗っ取られてしまうこともあるだろうこと、また知らぬ内に私が染まってしまうこともあるだろうことをしっかり自覚して、その上でさらなる警戒と防衛が必要なのです。