モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

言の葉


昨日浮かんだ

ぽつらぽつら

降る言の葉


気がつかないまま

目を瞑る気がする

ふと 一人になった瞬間

孤独が深まるような

冬風が吹いて



頭からは過去が流れていく

ぼんやりしていて

考えられない

静かな夜に

 雨に濡れた傘を広げながら

星を数えて


夜の匂いに

ほんのかすかな太陽の匂い

電車が通り過ぎて

端から色が抜けて  

赤の手首は赤い月を掴みながら

どうか どうか  帰れますように