モナムール

解離性同一性障害が、寛解するまでの独り言

ネバーアイ

町の明かり照らされた雪を

私はちーちゃんと一緒に眺める


ちーちゃんの虚ろな目は

何も映さないから

ちーちゃんを抱きしめて

代わりに私の目は

曇り空に星を探している


2人で体を捨てて

永遠にになりましょう


電車が通り過ぎて

端から色が抜けていくのも

終わらない生にこびりつく

かなしいくらいの朝陽も

2人で捨ててしまって


灰色の曇り空の

あらゆるものの眠る

ネバーアイで

永遠を手にしたいの


ちーちゃんに流れ星のような

一瞬だけのキスをする

星海に住む天使様

永遠をください

ちーちゃんと私に永遠を


ちーちゃんは天使様に与えてくださった家族よ

私はどこにむかうの 


寒さも飢えも世界も

あくびをしているように静かで

涙がぽろぽろ 溢れて

どうしてかなと笑いながら


雲間からの月光を私を照らして